グラレコはじめたよ
『グラフィックレコーディング Advent Calendar 2018 - Adventarの記事です』
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ITエンジニアの学びでのグラレコとの出会い
私はSIerと呼ばれるIT企業でエンジニアの育成とナレッジマネジメントの仕事を担当しています。
ここ数年、スマホの普及やデジタル化に代表されるようにITが生活のさまざまな場面で活用されるようになってきました。
そこで使われるテクノロジの変化のスピードも早くなっています。
ITエンジニアと言えども担当する業務の範囲だけでITに接していると、世の中の動きに取り残されてしまいます。
世の中の動きに対するアンテナの感度を高めるために、
今年一年間は勉強会やセミナーに参加してインプットを増やすことを意識しました。
勤務地が東京ということもあり、毎日のように興味のあるイベントが開催されていて、
年間で約80の勉強会やセミナーに参加することができました。
インプットを増やすことを目的とした学びの中で、
数少ないアウトプットに関する勉強をしたのがグラフィックレコーディングでした。
グラフィックレコーディングはIT系のイベントでパネルディスカッションの様子を
模造紙に書き出しているのを見たことがありました。
また、何度か参加しているワールドカフェの会で、
話し合いの内容をマインドマップと図解を合わせて記録していただいたこともありました。
もともと私は文章よりも絵を描くのが好きで、小学生の頃は学級新聞に4コマ漫画を描いていたり、
中学生の時は放課後にお絵描きしりとりをして遊んでいたので、
グラフィックレコーディングもいつかはやってみたいと思っていました。
しかし仕事では手書きで自由な絵を描く機会はほとんどありませんでした。
システムエンジニアの仕事では業務フローやシステム概念図、フローチャートなど決まったフォーマットに従って
ロジカルに図示することが求められるためです。
2004年頃、久恒啓一さんの「図で読み解く!ドラッカー理論」という本を読み、
図解でのコミュニケーションが有効であることを実感しました。
この頃からパワーポイントなどのプレゼンツールの普及と共に
ビジネスやエンジニアの表現として図解も日常的に使われるようになったと思います。
プレゼンや会議などに向けてツールを使って図解を用意するのと違って、
グラフィックレコーディングは、リアルタイムで手書きで記録していきます。
そのためには、体系的に学んでトレーニングを積まないと実践するのは難しいと思いました。
そんな背景の中で、11月の土曜日に本園大介さん主催の
「グラフィックレコーディング講座(中級編)」を受講しました。
http://tamphoto.hatenablog.com/entry/2018/11/11/231929
講座の中で久しぶりにお絵かきしりとりをしたり、
朗読を聴きながら絵で描き起こしたりするのが、とても楽しく感じました。
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エンジニア有志のイベントでグラレコを実践してみた。
講座を受講して1ヶ月も経たない時期に、
同じ会社のエンジニアの有志が実施しているLT(Lightning Talk:5分間のプレゼン)大会があったので、
これは練習する絶好のチャンスと思い、グラレコをさせていただきました。
人前で即興でうまくグラフィカルにレコーディングできるか、とても不安だったので、
模造紙、模造紙持ち運び用のケース、Prockey、マスキングテープ、白い付箋テープ(修正用)、道具入れのショルダーバックと、
まずは道具を揃えて形を万全にして臨みました。
会場の壁に模造紙2枚を並べてマスキングテープで貼って、
イベントの名前を書くだけでも実践して初めてわかることが沢山ありました。
LTは1つの発表が短くて描くスペースの配分がしやすいので、グラレコの練習には最適だと思います。
また、LT大会はスピードが早くサササーと進行してしまうので、
グラレコで1つの絵として全体を俯瞰した記録が残せるのがとても適していると思いました。
休憩時間にはグラレコを見に来た人同士が絵を見ながら話しをしてくれたり、
発表した人が「描いてくれて嬉しい」と言ってくれて私もとても嬉しかったです。
勇気を出して「グラレコやります」と宣言したことで、グラレコをすでに実践している人とつながることができたり、
他の参加者も「へえーこんなやり方もあるんですね」とか「デザイナーの方ですか?」とか刺激を受けて
話しかけてくれたりとか自分も含めて、周囲の人が活性化することに役立ったと思います。
実践でもグラレコ楽しい!と感じました。
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グラフィック・ファシリテーションも知りたい
グラフィック・レコーディングについて調べていくと
「グラフィック・ファシリテーション」にも興味が湧いてきます。
今年はインプットを増やすことを意識しているので、
さっそく今日(12月10日)山田夏子さんの
「絵が苦手でも大丈夫★グラフィック・ファシリテーション講座【基礎編】」という講座を受講してきました。
グラレコは模造紙に書いたグラフィックが成果物であるのに対して、
グラファシは参加者の主体的な対話が成果物である点が大きな違いです。
事柄を描き起こすのではなく、参加者の感情や場の雰囲気を見える化することで参加者の主体性を導きだします。
2009年ごろカウンセリングの勉強をしていた時も同じようなことを学びました。
カウンセリングでは沈黙への応答、事柄への応答、感情への応答、意味への応答を意識して、
クライエント自身が解決に向けて行動できるようにカウンセラーは寄り添います。
過去に学んだカウンセリングの技術と、
もともと好きだった絵を描くこと、
左脳優位の組織の閉塞感と右脳への期待など、
来年にむけて自分のインプットとアウトプットのターゲットが絞れつつあるような気がします。
ワクワクする学びと、グラフィカルなイメージが僕らの未来を創っていく。
グラレコがそんな一歩を踏み出させてくれました。
この後、公開される他の方の「グラレコアドベントカレンダー」、
とても楽しみにしています。
平成最後の11月の空
月に比べればずっとそばにある雲は風に流れている
鎌倉の未来を考え、行動するためのワークショップに参加したよ
2030年に「鎌倉幕府が復活する」とか面白いアイデアが出ました!
#NEWTYPEKAMAKURA
#市民対話
鎌倉市/鎌倉市の未来について「ともに考え、ともに創る」人を募集します
始まりました!次期基本計画策定に向けた市民対話。
— 鎌倉市政策創造課 (@kamakura_study) December 1, 2018
第一回の本日は、10代から80代の参加者約50名が和気あいあいと鎌倉の魅力を語り合っていますよ✨#鎌倉市 #市民対話 #newtypekamakura pic.twitter.com/jCYJON9dqp
ミー!
なんか、ごきげんだね!ミー。
「仲間を助ける力を持て。仲間に助けてもらう勇気を持て。」
面白法人カヤックさんの鎌倉新オフィスでの「小カヤック展」に行きました。
オフィスをつなぐ路地に
「仲間を助ける力を持て。仲間に助けてもらう勇気を持て。」
と書かれています。
ズバッと心に響きました。場所はこちら↓
鎌倉では建築の基礎を作るために地面を掘り起こすと必ず遺跡が出てしまうので
掘り起こさなくて済むように軽量の木造のオフィスを建てたそうです。
天井には空調のためのパイプが敷かれており、床には床暖房があるそうです。
中二階の壁は全て本棚になっています。
中二階から見下ろす太い柱で組まれた空間は大きなお寺の伽藍のようです。
新オフィスの奥の古民家でカヤック発祥のブレストカードを使って、カヤックの社員の方とブレストの体験をしました。アイディアを出すのって超楽しい!
古民家の二階ではおもてなしとしてお抹茶を用意してくださっていました。
トークイベントはWIRED日本版編集長の松島さんと、楽天大学学長の仲山さん。
他由(人の理由)ではなく自由(自分の理由)で働くことを意識したいと思いました。
お二人のような方が移住して鎌倉の魅力がますます高まって、面白い街になっています。
トークイベントの空き時間に「まちの社員食堂」を使わせていただいていたら、ブレストのワークショップでご一緒した方が声をかけてくれました。
お二人のうちの1人はミャンマーで起業しているクリエイターの方でした。
普段の職場では出会うことがなかったであろう人と出会えたのは「まちの社員食堂」のおかげでした。
面白い会社が面白い人とコトを大きく増やして鎌倉に戻ってきてくれて、
これからの鎌倉にワクワクするスタートとなるような1日でした。
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