カンファレンスの運営で人とつながる話
カンファレンスの運営で人とつながる話
この記事は「Regional Scrum Gathering Tokyo Advent Calendar 2019 - Adventar」の17日目です。
職場では、ここ数年、ITエンジニアのナレッジマネジメントの業務を担当している。
ナレッジシェアの社内カンファレンスの運営も重要な職務の1つである。
社内カンファレンスの運営に活かすヒントを得るために
社外のカンファレンスにも積極的に参加するようになった。
2018年2月15日(木)と16日(金)、
翔泳社主催のソフトウェア開発者向けカンファレンス
「Developers Summit 2018」(デブサミ2018)に参加した。
最終日の最後に聞いた講演がウルシステムズ 漆原 茂さんの
「一生、エンジニアで食っていこう」だった。
https://event.shoeisha.jp/devsumi/20180215/session/1657/
https://togetter.com/li/1200121
・楽しいをエンジンにすれば一生成長できる。
・まずは良質な情報発信をしよう!あなたが何者か世界は知らない。
・イケてる仲間からの1次情報が役に立つ。
・カンファレンスに参加したら登壇者に話しかけよう。
講演が終わって早速、Ask the speakerの列に並んだ。
「登壇者に話しかけよう」という講演を聞いて、素直に実践した。
それは、自分が行動すればその分、世界が広がることを実感した出来事だった。
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2018年4月、座学でスクラムの知識を得ようと3日間のスクラムマスターの研修を受講した。
研修受講後の試験に合格すればスクラムマスターの資格を得られるのも魅力だった。
しかし、受講した研修は、クラス全員に「ぽんっ」と課題が与えられ、
クラスメンバーの自律性とリーダーシップによって進めていく体験型のトレーニングがメインだった。
座学で学ぶ形式知だけでなく、クラス全体との共同体験から暗黙知を得た。
トレーニングで出される課題に対して、良い解決が図れないでいると
トレーナーが「これから皆さんはスクラムマスターとしてやっていけるのでしょうか?」と「ぼそっ」とつぶやく。
心に火がついた。
資格を取ってゴールだと思っていたが、そこはスタートに過ぎなかった。
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日本SPIコンソーシアムが運営する「ソフトウェア開発プロセス改善カンファレンス(SPI Japan)」
という年次のカンファレンスがある。http://www.jaspic.org/events/sj/
縁あって、2017年と2018年にプログラム委員として運営の立場で参画することができた。
社外のカンファレンスの運営に携わったのはこれが初めてだった。
プログラム委員はコンソーシアムの参加企業から選定される。
自社の業務を抱えながらも、時間を捻出し、自発的に運営を楽しんでいる。
期日の決まったゴールに向けて一丸となってカンファレンスを作り上げていく。
カンファレンスって聴講者として参加するよりも運営した方が得るもの多いよねって確信した。
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2018年、日本ナレッジ・マネジメント学会の個人会員になった。
会員になって初めて参加したイベントが、野中郁次郎さんの特別講演のあった年次大会だった。
ナレッジマネジメントの担当として、加えてスクラムマスターとして、
エキサイティングなカンファレンスだった。
年末には研究発表大会の運営スタッフ募集の案内があり、躊躇せずに応募した。
2019年の年次大会も運営スタッフとして参加することができた。
学会の中でも知り合いが増え、知識や経験の獲得と共に人脈を広げることができている。
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2018年11月、社外活動で知り合った人のfacebookの書き込みで
Scrum Gathering Tokyo 2019 の開催を知り、速攻で申し込んだ。
https://2019.scrumgatheringtokyo.org
しばらくして、運営ボランティアの募集の案内をいただき、
こちらも速攻で申し込んだ。
運良くボランティアとして採用され、参加チケットも払い戻しされた。
カンファレンス当日を楽しみにしてお正月休みに入った。
年が明け、仕事始めをし、いよいよカンファレンスまで後1週間となった日、
突然、寒気がして高熱が出てしまった。
インフルエンザに感染したのだ。
多くの人が3日間参加するカンファレンスでのインフルエンザの拡散は避けなければいけない。
事情をお伝えし、ボランティア参加のキャンセルをお願いした。
とても残念だった。
カンファレンス最終日、まだ外出もできず布団の中でスマホをいじっていたら、
運営スタッフのTシャツを送りたいので、住所を教えて欲しいとの連絡をいただいた。
ボランティア活動は微塵にもできなかったが、手間をさいて連絡をもらい、
Tシャツを送っていただいたことがとても嬉しかった。
さらには、後日の打ち上げにもお声かけいただき、
打ち上げの場でみなさんと「はじめまして」のご挨拶をし、繋がりを持つことができた。
Tシャツ送付時の連絡をいただいた山田 悦郎さんがscrum interraction 2019の会場で話しかけてくださったり、
ボランティア募集の案内を下さったYasunobu Kawaguchiさんのfacebookでの
イケてる情報を読むことができたり、
カンファレンスの運営募集に「やります!」と手を挙げたところから人とのつながりが生まれ、
継続した関係性がを築くことができた。
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Scrum Gathering Tokyo 2020でも運営のボランティアに応募したので、
今度こそは、インフルエンザにかかることなく、運営に携わりたい。
そのためには睡眠と栄養をきちんと取って臨みたい。
グッドバイブス
しごと総研さん株式会社しごと総合研究所からのご案内で、
「グッドバイブスなマネジメント【『不機嫌』な職場を『ご機嫌』な職場に変える方法 】とは?グッドバイブスなマネジメント【『不機嫌』な職場を『ご機嫌』な職場に変える方法 】とは? | Peatix」
というセミナーに参加したよ。
講師は倉園佳三さん。
ミュージシャンでもあり、執筆活動もされているグッドバイブスな人だ。
本来、僕らは「ひとつ意識」なのだが、
「バラバラ意識」になりがちだ。
「ひとつ意識」は野中郁次郎さんと山口一郎さんの「直観の経営」に出てくる共感にも通じると思った。
「バラバラ意識」になってしまうのは不安や恐れを感じて、自分を守るために攻撃的になってしまうからだ。
でも大抵の不安や恐れは、実は「まだ確かなことではない」ことへの反応だ。人が頭の中で勝手に妄想するのだ。
攻撃的になっていたり、自分を守ろうと何か不自然な表現をしている人を見たら、何に不安や恐れを持っているのかを愛と興味を持って探ってみると良い。
まだ確かなことではないものへの反応であれば、それは妄想だって気づいてもらえばよい。
同時に、こちらからは攻撃しない「ひとつ意識」で接している事が伝われば、グッドバイブスな関係になる。
君の身の回りにある物は、他の人の仕事の結果で溢れているでしょ。
僕らは確実に「ひとつ意識」の世界に生きているのだ。
FUJIKINA 2019 2日目にも参加したよ
塙真一 さんのフォトウォークに参加したよ。